新幹線をもっと身近に。
JR東日本商事 「新幹線YEAR2022記念グッズ」のこだわり

デザインのこと

JR東日本商事の鉄道デザイングッズショップ「TRAINIART(トレニアート)」で展開された「新幹線YEAR2022」を記念するグッズを企画・製作いたしました。今回は、デザイナー君川と営業若林のコメントを交えながら、コンセプト企画・デザインの過程、こだわりポイントをご紹介します。

新幹線をもっと身近に。非・鉄道ファンでも欲しくなっちゃう雑貨感覚のグッズを

2022年は新幹線の開業周年記念ラッシュ! 東北新幹線「はやぶさ」は40周年、秋田新幹線「こまち」と北陸新幹線の「かがやき」は25周年でした。これを記念してJR東日本商事様では「新幹線YEAR2022」キャンペーンを実施。キャンペーンを盛り上げるために、デザインフィルから、雑貨感覚で気軽に手に取ってもらえて、新幹線をより身近に感じられるグッズを企画し、制作することが決まりました。

2022年は新幹線の開業周年記念ラッシュ! 東北新幹線「はやぶさ」は40周年、秋田新幹線「こまち」と北陸新幹線の「かがやき」は25周年でした。これを記念してJR東日本商事様では「新幹線YEAR2022」キャンペーンを実施。キャンペーンを盛り上げるために、デザインフィルから、雑貨感覚で気軽に手に取ってもらえて、新幹線をより身近に感じられるグッズを企画し、制作することが決まりました。

3パターンのコンセプト提案。キーワードは「和」

まずはデザインの方向性を決めるために、JR東日本商事様とブレインストーミングを行いました。その中で出てきたキーワードは、「日本」「和柄」。そこから和を感じる吉祥紋のアレンジや、新幹線が走る地域の風物や景色を取り入れたデザインを3案ご提案しました。

まずはデザインの方向性を決めるために、JR東日本商事様とブレインストーミングを行いました。その中で出てきたキーワードは、「日本」「和柄」。そこから和を感じる吉祥紋のアレンジや、新幹線が走る地域の風物や景色を取り入れたデザインを3案ご提案しました。

デザインA:伝統的な吉祥文様と新幹線のミックス

デザインB:ゆるいタッチのご当地モチーフで旅する楽しさを表現

デザインC:東北の美しい風景と新幹線を大胆な構図で浮世絵風に

3案の中から選ばれたのは、デザインA。文様の中にさりげなく新幹線が隠れているところが評価のポイントだったそう。
ご提案当初はややスタイリッシュな雰囲気だったデザインAを、さらに女性が手にとりたくなるトーンにブラッシュアップしていきました。

3案の中から選ばれたのは、デザインA。文様の中にさりげなく新幹線が隠れているところが評価のポイントだったそう。
ご提案当初はややスタイリッシュな雰囲気だったデザインAを、さらに女性が手にとりたくなるトーンにブラッシュアップしていきました。

ブラッシュアップを経た、最終アート

E5系(はやぶさ)×青海波のアート(デザイン)
E5系(はやぶさ)×青海波
E6系(こまち)×七宝のアート(デザイン)
E6系(こまち)×七宝
E7系(かがやき)× 市松文様のアート(デザイン)
E7系(かがやき)× 市松文様

日本が誇る新幹線(最新のテクノロジー)と和柄(伝統的な吉祥文様)がマッチングしたアートが完成。新幹線は一般的にサイド(ボディ)のデザインをイメージする方が多いのですが、正面顔も魅力的。ぽってりとしたフォルムが、アートにかわいらしさを加えています。
今回はこの正面顔と和柄を組み合わせ、各新幹線走行エリアのご当地モチーフをデザインに組み込みました。

日本が誇る新幹線(最新のテクノロジー)と和柄(伝統的な吉祥文様)がマッチングしたアートが完成。新幹線は一般的にサイド(ボディ)のデザインをイメージする方が多いのですが、正面顔も魅力的。ぽってりとしたフォルムが、アートにかわいらしさを加えています。
今回はこの正面顔と和柄を組み合わせ、各新幹線走行エリアのご当地モチーフをデザインに組み込みました。

デザイナー・君川 デザインする上で苦労した点は、新幹線の見せ方。鉄道ファンではない人も買いたい!と思う新幹線のバランスの塩梅を探すのに時間がかかりました。鉄分(鉄道らしさ)を抑え、ハイテクな新幹線と、アナログな和柄との組み合わせに注目いただきたいです。

デザイナー・君川 デザインする上で苦労した点は、新幹線の見せ方。鉄道ファンではない人も買いたい!と思う新幹線のバランスの塩梅を探すのに時間がかかりました。鉄分(鉄道らしさ)を抑え、ハイテクな新幹線と、アナログな和柄との組み合わせに注目いただきたいです。

企画チームでデザインや印刷の発色を確認している様子
お客さまのご意向を汲み、企画チームで更なるブラッシュアップ

出来あがったグッズはこちら

一見普通の和柄に見えるのですが、よく見ると、新幹線やご当地のモチーフがのぞいています。普段使いしやすいグッズが出来上がりました。

一見普通の和柄に見えるのですが、よく見ると、新幹線やご当地のモチーフがのぞいています。普段使いしやすいグッズが出来上がりました。

担当のお気に入りモチーフ

君川 「はやぶさ」の青海波のデザインが一番気に入っています。桜やリンゴなどのかわいいモチーフだけではなく、マグロやニンニクなど面白いモチーフと組み合わせているところが抜けていて好きです。はやぶさの「常盤グリーン」「はやてピンク」「飛雲ホワイト」。指定カラーより淡い色でデザインしたことで明るくてやわらかい印象になりました。

君川 「はやぶさ」の青海波のデザインが一番気に入っています。桜やリンゴなどのかわいいモチーフだけではなく、マグロやニンニクなど面白いモチーフと組み合わせているところが抜けていて好きです。はやぶさの「常盤グリーン」「はやてピンク」「飛雲ホワイト」。指定カラーより淡い色でデザインしたことで明るくてやわらかい印象になりました。

若林 全部気に入っているのですが、「かがやき」にはちょっとした思い入れが。父親の実家が富山県にあることもあり、白えびや稲穂のモチーフに親近感がありました。新幹線もぴったり正方形に収まっていてかわいく仕上がっているのでよく見てみてください!

若林 全部気に入っているのですが、「かがやき」にはちょっとした思い入れが。父親の実家が富山県にあることもあり、白えびや稲穂のモチーフに親近感がありました。新幹線もぴったり正方形に収まっていてかわいく仕上がっているのでよく見てみてください!

JR東日本商事 ご担当者様よりメッセージ

JR東日本の新幹線が開業周年を迎える「新幹線YEAR2022」なので、たくさんの方に楽しんでいただける新幹線グッズを企画したいと思っており、デザイン性の高いグッズを多数制作されているデザインフィルさんにご相談しました。お話の中で「和柄」というキーワードが出てきて、日本各地を走る新幹線と相性が良いのでは?と思い、取り組みをスタートさせていただきました。和柄と新幹線のデザインを、さまざまなアイディアを出し合いながら着実にブラッシュアップさせ、活版印刷やがま口といった「和」にこだわったグッズを完成させることができました。記念の年に、このようなグッズを企画できたことを大変嬉しく思っております。

JR東日本の新幹線が開業周年を迎える「新幹線YEAR2022」なので、たくさんの方に楽しんでいただける新幹線グッズを企画したいと思っており、デザイン性の高いグッズを多数制作されているデザインフィルさんにご相談しました。お話の中で「和柄」というキーワードが出てきて、日本各地を走る新幹線と相性が良いのでは?と思い、取り組みをスタートさせていただきました。和柄と新幹線のデザインを、さまざまなアイディアを出し合いながら着実にブラッシュアップさせ、活版印刷やがま口といった「和」にこだわったグッズを完成させることができました。記念の年に、このようなグッズを企画できたことを大変嬉しく思っております。

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